[戦後76年]

 太平洋戦争下、戦火を逃れ集団疎開した子どもたちの記録を収めた手作りの冊子を、沖縄県の浦添市が5月末からホームページ(HP)で公開している。自身の体験や調査を基にした記述に加え、多くの体験者の手記などを一冊にまとめたのは宮崎県日向市の甲斐誠二さん(84)。「二度と戦争をしない国になってほしい」と願いを込めた。(浦添西原担当・具志堅学)

 冊子は「浦添国民学校 学童集団疎開と疎開記念之碑の建立記」。1944年、浦添国民学校の児童や引率教員130人が集団疎開し、日向市(当時の岩脇村)の三つの学校が受け入れた。冊子には浦添市と日向市の双方から多くの証言が集められている。

 44年4月、浦添国民学校校舎に旧日本軍が駐屯したところから始まる巻末の年表には、...