[東京報道プラス][アクロス沖縄](152)

 企業の存在意義や強みを掘り起こし、10年後を想定した経営ビジョンを策定する組織づくりのコンサルタントとして、携わる業界は多岐にわたる。「人が輝く会社が増えれば社会も良くなる」という使命は、アスリートとして15度の日本一に輝いた自らの成功体験に基づいていた。

 小学4年から始めたレスリングで非凡な才能を開花させ、浦添工業高校ではインターハイ2連覇、国体3連覇を達成するなどタイトルを総なめに。高3の全国高校選抜大会(新潟)では、現日本代表の屋比久翔平選手(ALSOK)らと共に県勢初の団体日本一に導いた。「皆と喜びを共有できることがこんなに楽しいとは」。組織での目標達成に興味を持った。

 東京五輪候補として期待される中、早稲田大などの強豪校から誘いの声もあったが、「自分が率先してチーム全員で強くなりたい」と専修大に進み、経営学では組織行動を学んだ。

 しかし3年生で負ったけがが響いて優勝から遠ざかると、4年生の関東1部リーグでは当時日体大の屋比久選手に敗れた。...