沖縄タイムス+プラス ニュース

迫る夏「今すぐ始めて」と沖縄県に訴え 観光業者の優先接種 医師会とは職場接種で協力

2021年6月23日 12:00

 夏場の観光シーズンに向け、沖縄観光コンベンションビューロー(OCVB)と那覇市医師会は21日、観光関連事業者に対する新型コロナウイルスワクチンの職域接種で協力する覚書を締結した。OCVBは希望する企業や団体の相談を受け、那覇市医師会につなげる。那覇市医師会は、医療従事者の確保・派遣で協力する。観光業界は集団免疫の獲得による「安心・安全な沖縄観光」の実現を急ぎ、県に対して広域接種センターの活用も求めた。

新型コロナウイルスの職域接種で協力する覚書を締結した那覇市医師会の山城千秋会長(左から4人目)とOCVBの下地芳郎会長(同5人目)=21日、那覇市医師会館

 同日夜にあった覚書締結式で、那覇市医師会の山城千秋会長は「沖縄観光の回復にはワクチン接種を急ぐ必要がある。観光客の皆さんを安心・安全な状況で迎えるために、医師会として積極的に協力していく」と語った。

 OCVBの調査によると、沖縄ツーリズム産業団体協議会の35団体のうち6団体が職域接種を希望しており、4団体が計画中という。

 ただ、飲食業や小売業などを含む観光関連業全体を見ると小規模事業者が少なくなく、千人単位で接種を行う職域接種のハードルは高い。

 OCVBの下地芳郎会長は同日、同協議会を代表して照屋義実副知事を訪ね、広域ワクチン接種センターを活用した観光関連事業者の優先接種や、県による経費負担を要請。「今すぐ始めないといけない」と訴えた。

 7月中旬以降、航空各社が増便し、観光客の増加や県民の旅行が増えると想定される。観光関連従事者の免疫獲得までの期間を考慮すると、ワクチン接種を急ぎたい考えだ。中でも小規模事業者の多い飲食業を最優先すべきだとの意見もある。

 照屋副知事は観光関連事業者への優先接種について理解を示した上で、県が策定を急ぐワクチンの「接種加速化計画(仮称)」の議論の中で検討していく考えを説明。

 県は3カ所目となる広域接種センターの新設を巡り、警察官や消防士、保育士など社会を支えるエッセンシャルワーカーを新たな優先接種の対象に加える方針だが、照屋副知事は「個人的には観光業も同じような位置付けでやっていくべきではないかと認識している」と述べた。

連載・コラム
記事を検索
注目コンテンツ
東京五輪 沖縄選手の最新ニュース
東京五輪 沖縄選手の最新ニュース
東京五輪に出場する県出身選手の活躍を早く詳しくお伝えします。
復帰のエピソードお寄せください
復帰のエピソードお寄せください
日本復帰にまつわる体験や、半世紀を振り返っての思いなどをお寄せください。
SDGs企画「未来へ#いのちを歌おう」
SDGs企画「未来へ#いのちを歌おう」
Kiroro玉城千春さんが沖縄県内の小・中学校を訪ねて、夢、命の尊さを届けます。
不器用トーク・アーカイブ
不器用トーク・アーカイブ
不器用トークのアーカイブページです。毎月1回、まさに今、現場で取材している記者たちが、それぞれのテーマについて熱く語ります。
楽でお得でポイント高し!
楽でお得でポイント高し!
「オール電化」はセイカツをどうカエルのか?護得久栄昇先生がオール電化生活の安心・お得な魅力を探った。
”コトバチカラ”特設サイト
”コトバチカラ”特設サイト
人々を勇気づけるアスリートのコトバを発信している特設サイト
命ぐすい 耳ぐすい
命ぐすい 耳ぐすい
沖縄県医師会の各分野の医師による医療・健康に関するコラム
胃心地いいね
胃心地いいね
沖縄タイムスの各市町村担当の記者が、地域で話題のお店や人気グルメを食べ歩きます。
アクロス沖縄
アクロス沖縄
東京発 各分野で活躍する情熱県人らを紹介
ワールド通信員ネット
ワールド通信員ネット
世界各国の沖縄県系人の話題を中心に、海外通信員が各地のニュースをお届けします
マンガ家大城さとしが行く!沖縄のじょ~と~企業探訪
マンガ家大城さとしが行く!沖縄のじょ~と~企業探訪
おばあタイムスでおなじみのマンガ家・大城さとしさんが長編マンガで沖縄の企業を紹介するシリーズ企画です。