「お父さん、安子が来ましたよ」。魂魄(こんぱく)の塔で手を合わせる翁長安子さんは91歳。ここに来ると、時が巻き戻ったような口調になる。糸満市米須。75年前、真和志村の仲間たちと遺骨を集めた。父と慕った元村長の金城和信さんの胸像に、今も語り掛ける▼終戦のわずか5カ月後。