田中角栄元首相の金脈問題を雑誌で追及して退陣に追い込むなど、戦後ジャーナリズムに大きな足跡を残した評論家の立花隆(たちばな・たかし、本名橘隆志=たちばな・たかし)さんが4月30日午後11時38分、急性冠症候群のため死去していたことが23日分かった。80歳。長崎市出身。葬儀は家族で行った。

 2016年、インタビューに応える立花隆さん=東京都文京区

 宇宙や脳死からサル学、歴史まで多彩な著作を手掛け「知の巨人」として知られた。「日本共産党の研究」「宇宙からの帰還」「サル学の現在」「臨死体験」「天皇と東大」など多数の著作がある。1983年に菊池寛賞、98年には司馬遼太郎賞。「脳死」で毎日出版文化賞を受けた。(共同通信)