スーパーコンピューター「富岳」で新型コロナウイルス対策を研究する理化学研究所などのチームは23日、新たな飛沫拡散シミュレーションを公開した。小さな飲食店では換気に加えエアコンなどで空気をかき混ぜ、席の仕切り板も置くと、店内全体の感染リスクを大きく減らせるとした。給気口から排気口へ空気が流れるだけの状況では風下の席にリスクが集中した。またインド株感染者と会話する場面では、従来株の倍の速さでリスクが上昇するとの結果になった。

 小さな飲食店での飛沫の広がり方。上は空調と仕切りで対策をする前、下は対策をした後(理研・神戸大提供)

 チームは今回、過去の集団感染を分析した研究を参考に、吸い込んだウイルスの量から感染する確率を推定し、さまざまな状況に当てはめた。(共同通信)