[法務・税務の専門家がもめない相続教えます](7)

 セミナーなどで、クリスマスプレゼントの話をよくする。大中小、三つのプレゼントを前に子供が2人。お父さんが「話し合って、どう分けるか決めなさい」という。けんかをせずに分けられる子供はどれくらいいるだろうか?

 けんかをさせないためには、お父さんがプレゼントに子供の名前を書いておくことだ。「なぜそのプレゼントを贈るのか」と、理由も添えておくとなお良い。

 遺言書も同じだ。財産を渡す側が、どの財産を誰に贈るのかを決め、遺言書に記すことで、もめる確率が格段に低くなるだろう。

 遺言書は「どの財産を誰に贈るか」以外に、自由に文章を付け加えることができる。これを「付言(ふげん)」という。付言は必ず書いてほしい。「何を誰に」「なぜ、贈るのか」理由(思い)を書くのである。例えば金城さんの場合。...