「こっちはゲンスケ。ああ、マサオもいた」  比嘉正則さん(86)=南城市=は平和の礎で出身地の玉城村垣花の前に立つと、記憶に残る人々の名を優しくなぞった。その1人、兄の盛正さんは18歳で兵役を志願し、どこで亡くなったか分からない。