プロ野球で今季7勝を挙げ、防御率でもパ・リーグ2位につけるオリックスの宮城大弥投手(19)=興南高出=が、24日までに沖縄タイムスのオンライン取材に応じた。チーム7年ぶりの単独首位を支えるプロ2年目左腕は「1年間先発ローテーションで投げることが目標。いい方向、いい調子に乗れるように頑張りたい」と意気込んだ。(聞き手=運動部・我喜屋あかね)

オンラインで本紙の取材に答えるオリックスの宮城大弥

 好調の理由について「1年目よりも野球のことをしっかり考えるようになった」と話す。先輩とのコミュニケーションが増えてアドバイスをもらう機会が多くなり、率先して試合映像を見てイメージトレーニングにつなげている。

 昨年の平良海馬投手(西武)に続き、2年連続の県出身新人王の呼び声も高い。「新人王はちょっとだけ意識している。沖縄出身者として、地元を盛り上げられることは本当にうれしい」と笑顔を浮かべた。

 ――好調が続く要因は。

 「野球についてしっかり考えるようになった。先輩とのコミュニケーションも増え、アドバイスももらっている。1年目は練習が終わるとそのまま終わりという感じだったが、2年目で1軍に入ってからは人の試合も見るようにし、ピンチの時に自分ならどうしようとか、イメージを多くするようになった」

 ――今季、要所でカーブを投げている。

 「昨季は焦ったら直球とスライダーだけだったけど、今季はそこにカーブも投げられている。緩い球なので怖さもあるけど、しっかり自信を持って投げられるようになったと思う」

 ――きっかけは。

 「昨年ファームで当時2軍の中嶋聡監督に『空振りを取れる率が少ない』と言われた。もともとカーブは持っていたけど、ブルペン担当補佐の飯田大祐さんに『カーブが意外と使える』と言われ、そこから使い始めた。投球幅も増え、緩急も生まれた。自信を持っている球の一つ」

 ――外角への配球も目立つ。

 「外角が通るとその後のチェンジアップ、変化球でファウルが取れて楽になる。正直アウトコースは苦手だったので、キャンプでは8割方外角を中心に投げていた」

 「苦手な外角低めを練習した分、そこが決まるといろいろな球でストライクが入りやすくなり、ある程度は自分の中でラインをつくれる。制球力も去年より少し上がったと感じている」

 ――8回無失点だった20日の楽天戦や、七回2死までノーヒット投球が続いた9日の巨人戦の自己評価は。

 「巨人戦では本塁打を1本打たれた。楽天戦では八回までいい感じで投げることができていて、完投できたかもしれないと思うところもある。もっともっとできたんじゃないかと。完璧に近い投球を目指したい」

 ――パ・リーグ新人王候補に名前が挙がっている。

 「意識していないと言うとうそになるけど『今はちょっと』にしておきます。離脱もけがもダメなので、先走るのはあまりよくないと思うので」

 ――もうすぐ夏の高校野球沖縄大会が開幕する。沖縄の球児にエールを。

 「このご時世で環境も難しいと思うけど継続することが大事。やり続けてほしい。最後の大会なので、悔いが残らないように。やり切ることが一番大切」

 ――県民へのメッセージと残りシーズンの目標を。

 「沖縄出身として地元を盛り上げられることは本当にうれしい。数字とか関係なしに、1年間ローテーションで投げるのが目標。チーム自体も調子がいいのでできるだけいい方向に、いい調子で投げられるように。頑張ってやっていきたいと思っている」