那覇市国際通り商店街振興組合連合会(真喜屋稔理事長)は8月1日から、インターネット上に再現した仮想の国際通り「バーチャルOKINAWA」で、歩いて買い物ができる新たなサービスを始める。購入は電子商取引(EC)の仕組みを使う。新型コロナウイルスの影響で、沖縄に来たくても来られない県外の沖縄ファンが、国際通りの景観や買い物を楽しんで沖縄気分を味わえるようにする。現時点で参加店舗は10店舗だが、8月までに50店まで増やす計画。(政経部・又吉朝香)

ネット空間に国際通りを再現した「バーチャルOKINAWA」

 国際通りはコロナ禍で訪れる観光客が激減し、立地する土産品店や飲食店では、休業や貸店舗の貼り紙が目立っている。那覇市による1月末の目視調査では、休業や閉店とみられる店舗は167軒に上った。

 国際通りの店舗を盛り上げようと、VR(仮想現実)で国際通りを歩き、入りたい店舗に入ると連合会のECサイトにつながる新たなサービスを考案した。現在は、わしたショップやおきなわ屋、御菓子御殿など国際通りにある10店舗が登録されている。

 買い物機能に先行し、連合会はホームページで「バーチャルOKINAWA」を4月30日から公開している。利用者は電子上の分身「アバター」を作って国際通りを散歩でき、通行人とネット上で会話もできる。

 空には魚が泳いでいて、ちんすこうをあげると近づいてくる。かつて牧志にあった映画館「アーニーパイル国際劇場」が復活していて、中に入ると三線奏者の演奏を楽しめる。

 真喜屋理事長は「コロナ禍で国際通りの店舗の経営状況は厳しいが、新しい楽しみ方を提案し、集客力アップを図りたい」と前を向いた。