沖縄県名護市にある北部地区医師会病院はこのほど、3月中旬から新型コロナウイルスのファイザー製ワクチンを先行接種した同院職員約550人の副反応調査について、これまでに出ている報告と同様に、年齢が上がるほど発熱や倦怠(けんたい)感などが現れる頻度が低くなるとの調査結果を公表した。また1回目より、2回目接種後の方が頻度が高い傾向もみられた。

ワクチン接種

ワクチン接種後の副反応(20代と60代)

ワクチン接種 ワクチン接種後の副反応(20代と60代)

 対象者約550人のうち「50歳未満」と「女性」がそれぞれ全体の約7割を占めた。1回目と2回目の接種後1週間に現れた「注射部位の痛み」「38度以上の発熱」「倦怠感」「頭痛」など、主な副反応10項目を調査した。

 年齢別にみると、2回目接種後の副反応の頻度について「38度以上の発熱」は20代で女性31・9%、男性62・5%だったのに対し、60代では女性10%、男性6・7%と低かった。

 「倦怠感」も20代で女性66%、男性68・8%だったが、60代では女性40%、男性26・7%と減少。その他の項目でも年齢が高くなると、副反応出現の頻度が低くなる傾向があった。

 1回目と2回目の接種後の副反応を比べると、女性は9項目、男性は8項目で1回目より2回目の方が多かった。また「発熱」「頭痛」などは接種翌日をピークに1~3日程度で治る傾向も示された。

 同院の呼吸器・感染症科の田里大輔医師は、副反応がつらい時は解熱鎮痛薬を飲んでもいいが、予防的に飲む必要はないとし「副反応を過度に恐れる必要はない。県内の身近なデータとして参考にしてほしい」と話した。

 同院で先行接種した北部の医療従事者約1500人で重いアレルギー反応のアナフィラキシーの例はなし。同院は調査結果をホームページで公表している。

 副反応の相談などを受け付ける県新型コロナウイルスワクチン専門相談コールセンターは電話098(894)4856。