沖縄県警の那覇署(与那城武署長)は28日、来店客を特殊詐欺被害から未然に防いだとして、セブン-イレブン那覇首里大名町3丁目店経営の藤原克也さん(54)、清美さん(51)夫妻と、ファミリーマート那覇沖映通り店の村松燿子(ようこ)店長(25)に感謝状を贈った。

与那城武署長(後列左)と志良堂貴生安官(同右)から感謝状を受け取る(前列左から)村松燿子さん、藤原克也さん、妻清美さん=28日、那覇署

 藤原さん夫妻は今年5月、慌てた様子で10万円分の仮想通貨の購入方法を聞いてきた60代の女性客を接客。「金を振り込まないとパソコンをウイルスに感染させる」などといったメールの指示に従っていたことが分かると、詐欺と確信し、警察に通報した。村松さんの店にも5月、「プリペイドカードを購入したい」と60代の男性客が来店。不審に思い、理由を聞くと「当選した3億5千万円を受け取るため」と話したため、詐欺を疑って警察に通報した。

 感謝状を受け取った藤原さん夫妻は「当たり前のことをしただけ」と恐縮した様子。かつて警察官の仕事に憧れていたという村松店長は「地域住民のために仕事ができ、感謝状までもらえてうれしい」と話した。

 与那城署長は「詐欺を防ぎ、地域の安全を守ってくれた」と感謝した。