[働いて生きる LGBTQと共に](6)

 沖縄タイムスが今月、体の性と心の性が一致しないトランスジェンダーの人たちに実施したアンケートで「職場でハラスメントに遭ったことがある」と回答した当事者は46・7%に上った。「メンタルヘルスの不安を抱えている」とした人は37・8%。トランスジェンダーと告げたことで「雇用したことがないから」と内定を取り消されたり、「うちでは対応できない」と面接を打ち切られたりする厳しい雇用環境が浮かび上がった。

 当事者の働きづらさに企業はどう対応しているのか。性的マイノリティーへの理解を深め、働きやすい環境づくりに取り組む企業を評価する「PRIDE指標」の最高賞を受賞した企業が、県内には2020年、6社あった。

 このうち、日本トランスオーシャン航空(JTA、青木紀将社長)は、同性パートナーも休暇取得や慶弔金支給など福利厚生の利用を認める社内規定を設けている。ホームページではダイバーシティー(多様性)に関するメッセージを発表。「それぞれの個性を受容し積極的に生かしながら、全社一丸となって地域社会に貢献していくことが、JTAの成長と発展の礎となる」と宣言する。

 ホテルパームロイヤルNAHA国際通り(高倉直久総支配人)は、九州・沖縄地区で初めて「国際ゲイ&レズビアン旅行協会」(IGLTA)に加盟した、LGBTフレンドリーホテル。館内に性の多様性を象徴するレインボーフラッグを設置する。...