オリオンビールの早瀬京鋳社長が29日、退任した。2024年の株式上場を目指し、クラフトビールやチューハイなどの新商品を積極的に開発。市場開拓に取り組んだが、コロナ禍も重なり、就任当初から目標に掲げていた県内シェア拡大は道半ばとなった。上場については「コロナの状況を見ながら考えたい」と時期の明言は避けた。酒販店などからは、突然の退任に驚きの声が上がる一方、「信頼関係が築けなかった」との声もあった。

 早瀬体制のオリオンは、伸び悩む県内での消費回復を目指し、チューハイなどの新商品を投入。ビール類には、県産の小麦や大麦を取り入れるなど地産地消も進め、ブランド確立に取り組んできた。

 メディアなどへの露出も増えたことで、ブランド力を高める戦略は「一定成功した」(業界関係者)との評価がある。

 ただ、20年度決算は3期連続の減収減益。コロナの影響もあり、...