早瀬京鋳社長と記者団とのやりとりは次の通り。

ビデオ会議システム「Zoom(ズーム)」で、質問に答えるオリオンビールの早瀬京鋳社長=29日

 「一身上の都合で、2年間の任期満了を経て退任することになった。新型コロナの影響を受けながらも、75ビールやWATTA(ワッタ)などの商品開発、シングルマザー支援などのCSR事業をしてきた。オリオンは沖縄の代表企業として、地域社会に貢献し続けていくと信じている。県民の皆さんには、今後も応援して頂きたい」

 -退任を決めた時期は。

 「特定の時期は発表できないが、それほど前ではなく、最近決めた。経営陣の皆さまには急で迷惑を掛けてしまった」

 -決算の評価は。

 「数字的にいいところはあまりなかった。しかし、次の投資に向けて、eコマースや海外進出、チューハイといったRTD商品など、成長のエンジンをかけられたのではないか」

 -2年間の自己評価は。

 「新製品の導入に力を入れ、喜びの声をもらえた。オリオン初のプレミアムクラフト『75ビール』の導入は、県内市場に風穴を開けられた。オリオン商品は観光資源との自負はあるが、コロナ禍で県内観光業に寄与するためのアイデアが出せなかったと後悔している」

 -今後の自身の計画は。

 「今は真っ白な段階。この2年間はずっとオリオンや沖縄のことを考えて走ってきたので、少し時間をおいて考えたい」

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