本島地方は29日未明から、梅雨前線に流れ込む湿った空気の影響などで局地的豪雨となった。沖縄付近で積乱雲が線状に連なって激しい雨をもたらす「線状降水帯」が発生。気象庁は同日午前2時49分、17日から運用が始まった「顕著な大雨に関する気象情報」を初めて発表して速報し、「命に危険が及ぶ災害発生の危険性が急激に高まっている」として、身の安全の確保を求めた。

 24時間の降水量は、午後10時ごろまでに粟国村で306・5ミリを観測。那覇市でも午後1時20分までに220ミリが降った。

 午前9時半ごろまでに、那覇や沖縄など8市町が災害の警戒レベル(5段階)で4に当たる「避難指示」を出した。午後3時に避難対象は17万8631人、7万6129世帯に上った。県内25カ所に避難所が設置され、那覇市や名護市などで9世帯16人が避難した。県によると、人的被害の報告はないという。

 沖縄電力によると、大雨や雷の影響で、29日午後3時までに本島内の1万7700戸で停電。午後5時40分までに復旧した。...