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 2021年の県内路線価の平均上昇率が、4年ぶりに全国首位から転落した。新型コロナウイルス感染拡大の影響で、観光需要の高い地域での下落が目立つ。一方、地元に人気の高い地域は上昇率が伸長。路線価の下がった観光地では、実際の取引価格が変動していない地域もある。不動産業者は「(資金力のある)県外からのニーズが高い」と話す。専門家は、コロナの収束時期が不透明の中「先行きを見通すのが難しい」とする。(政経部・川野百合子)

 県内最高の路線価のある那覇市の国際通りや、おもろまち、石垣市の730交差点付近など、観光客に人気の高い地域の路線価は軒並み下がった。名護税務署では最高路線価の所在地が、高級リゾートホテルの立ち並ぶ恩納村前兼久から、名護市為又の市街地に変わった。

 一方、北谷町美浜は上昇。不動産鑑定士の濱元毅氏は...