沖縄県立中部病院で5~6月に起きた51人の新型コロナウイルスのクラスター(感染者集団)発生の発表が遅れた問題で、玉城デニー知事は4日、県庁で会見し「県民に不安と心配をかけたことを深くおわびする」と謝罪した。責任の所在を問われ「当然、知事である私に責任がある」と述べた。

クラスター発生の発表遅れについて、記者の質問に答える玉城デニー知事=4日午後、県庁(代表撮影)

 また、知事は6月3日の県新型コロナ対策本部会議で「中部病院内で13人が感染し30人が濃厚接触者として隔離されている」との報告を受けていたことを明らかにした。

 クラスターと判明した時点で公表する手続きになっていることから「その手順にのっとって公表されるものだと考えていた」と述べ、特段、公表などの指示は出していなかったという。

 知事は①県立病院でクラスターが発生した際の公表基準がなかったこと②本庁内での情報共有の在り方―の2点に問題があったと指摘。4日に幹部会議を開き、部局間の連携と情報共有の強化を指示したと説明した。

 11日に期限を迎える緊急事態宣言の延長の可否に関しては、5日以降に専門家会議や経済界と意見交換し、「新規感染者数などの数値を精査して検討していきたい」と述べるにとどめた。