「6代目ネーネーズ」のメンバー・与那覇琉音(るおん)さん(18)=那覇市=が2021年度沖縄タイムス伝統芸能選考会の箏曲部門で新人賞を受賞した。箏の響きに魅了され、踏み出した古典音楽の道。受賞を喜びながら「優秀、最高、グランプリ合格を目指して精進し続ける」と目を輝かせる。

箏曲新人賞を受賞した6代目ネーネーズの与那覇流音さん=那覇市・ライブハウス島唄

 愛知県出身で両親と祖父母は沖縄出身。父政克さんは沖縄民謡の歌手で、父を師に幼い頃から歌三線を奏でてきた。沖縄芸能への興味は広がり、中学卒業後、南風原高校郷土文化コースに進学。箏曲を初めて奏で「楽しい、もっと弾きたい」とのめり込んだ。

 県立芸大への受験を決めた高3の時、箏曲を専攻したいと、琉球箏曲保存会師範の本村紫乃さんに師事し、稽古を積んできた。演奏の技法や発声の仕方、調弦など民謡とは違う難しさがあったが「曲を覚えるごとに、うれしさが増した」と話す。

 選考会の課題曲は「瀧落管撹」「すき節」。緊張しながらも、最後まで弾き切ることができたと笑顔を浮かべる。両親も古典音楽への挑戦を応援し、喜んでくれた。「いつかタイムスホールの舞台で両親を前に箏曲の演奏を披露したい」

 6月にはネーネーズのデビュー30周年記念アルバムがリリースされ、こちらの音楽活動も忙しさを増してきた。「ネーネーズの楽曲やステージに箏曲を取り入れたら、新たな彩りが生まれるかも」。夢を膨らませ、芸能活動に全力で取り組む。