駆除されたサメの皮を大里の工房で加工販売する皮革職人の金城立磨(りゅうま)さん(26)=那覇市=が、3日に都内で開かれた日本青年会議所(JC)主催で、青年版国民栄誉賞と称される「第35回TOYP2021」表彰式で準グランプリに輝いた。金城さんは「自分の仕事の共感を呼ぶことにつながればありがたい」と語った。賞は環境や文化・芸術など各分野で、地域に好循環をもたらす活動をしている若者を発掘してたたえる趣旨。

賞状を手に笑顔を浮かべる皮革職人の金城立磨さん=7日、南城市大里・カフーカ

 金城さんは職人として独立した2019年からサメ皮の活用を開始。県内各地の漁協から駆除情報を集め、自ら出向いて皮を剥ぎ、財布やスマートフォンケースなど革製品としてよみがえらせてきた。

 売り上げを福祉団体に寄付してきた功績も評価された。

 JCの事務局によると、今回は全国から過去最多の405人がエントリー。担当者は「サメの駆除に、自身の技術で向き合う金城さんの努力が認められた」と説明した。

 金城さんは「商品を買うことで、人間と生き物の関係性や社会に関われる背景まで意識していただけたら、職人としてやりがいが増す」と語った。

 6月、皮革製品を販売する店舗「カフーカ」を大里にオープンした。問い合わせは同店、電話090(6866)5674。