米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の東側フェンス沿いにある市道宜野湾11号が、歩道沿いにガードレールがなく、反対の基地側だけにある状態になっている。立ち入り禁止の芝生(幅約3メートル)沿いに、沖縄防衛局が約2・3キロにわたって設置している。

「無断で立ち入ることはできません。違反者は日本の法律に従って罰せられます」と書かれた基地側のガードレール=6月28日、宜野湾市・米軍普天間飛行場沿いの市道11号

 市議会の6月定例会で、複数の市議が「歩道側にも設置が必要ではないか」と指摘。周辺の自治会からも安全対策を求める声が上がっており、市は歩道横への設置を検討する。

 芝生は軍用地で、フェンスと民間地の間の提供施設(緩衝地帯)。

 沖縄防衛局はガードレールの設置理由について「提供施設・区域の適切な維持管理に必要なものとして日米間で調整した」と本紙に説明した。11号を走る車が車道をそれて基地内に入るのを防ぐ目的とみられる。設置費用は3388万円。

 11号は、宜野湾市佐真下地区と国道330号の上原地区をつなぐ。普天間飛行場の一部返還に伴い、3月に全線(約3・5キロ)が開通した。

 市道と歩道の整備は宜野湾市。防護柵の設置基準は、日本道路協会が「走行速度が高い区間など」と定めているため、制限速度40キロの11号は歩道沿いのガードレールが必要ないと判断したという。

 市は市議会で複数の市議が安全対策を求めたことや、周辺の3自治会からの要望も踏まえ、設置を検討する方針だ。市によると、普天間飛行場に隣接する市道は11号のみ。