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「怖かったけど、初めて本当の自分を出せた」LGBTQだと公表した候補 那覇市議選で及ばず涙

2021年7月12日 07:17

 那覇市議選に立候補した無所属新人の畑井モト子さん(41)は、沖縄県内の選挙で初めてLGBTQ(性的少数者)であることを公表して立候補した。生きづらさを抱える人たちに寄り添い、多様性を尊重する社会の実現を訴えたが、及ばなかった。「結果は残念だったが、初めて本当の自分を出せた。少しは当事者の力になれたのでは」と前を向く。普段は動物愛護の活動などもしている。

落選を知り悔し涙を流す畑井モト子さん=12日午前1時ごろ、那覇市松尾

 畑井さんは体は女性だが、自身の性別の認識である「性自認」は定まっていない。本紙の立候補者へのアンケートで、性別は「どちらでもない」を選んだ。

 これまで自身の性について、身近な友人などにしか打ち明けておらず、今回の選挙で初めて公にした。「LGBTQにまだ差別や偏見がある。オープンにするのは怖かった」と胸の内を語る。少数者の意見を当事者として訴えることが重要と感じ公表を決意した。

 選挙カーや拡声器を使った選挙が嫌で活動は地声で通し、会員制交流サイト(SNS)も活用。支持を訴えたが涙をのんだ。

▶候補者の政策を分かりやすく紹介。那覇市議選の特設ページはこちら
https://www.okinawatimes.co.jp/feature/nahasigisen2021

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