1963年にオープンした沖縄県名護市辺野古の「渡具知ストアー」が6月末で閉店した。「寂しくなる」と地域住民に惜しまれながら、58年の店の歴史に幕を下ろした。(北部報道部・當銘悠)

 オーナーは名護市出身の渡具知光雄さん(92)と今帰仁村出身の綾子さん(86)夫婦。59年に久志に移り住んだ後、63年に辺野古に移住し店を開店した。当時の辺野古は、多くのスナックやバーが軒を連ね、米兵らを中心に歓楽街としてにぎわった。店にも午前2時ごろまで客がひっきりなしに出入りした。

 綾子さんは度々那覇に行き日用品や洋服、化粧品など何でも仕入れたといい「お店の経営は素人で、皆さんに教えてもらった」と振り返る。地域の子どもたちの憩いの場にもなっていた。

 開店から15年ほどは綾子さんが仕入れをしながら店にも立ち、...