沖縄県警嘉手納署(金城太署長)は6月21日、相手に恋愛感情を持たせて金をだまし取る「国際ロマンス詐欺」を未然に防いだとして嘉手納郵便局の松田雅人局長(49)、比嘉正成課長代理(35)、喜友名希実主任(28)に感謝状を贈った。窓口で利用者の異変に気付き、3人の連携プレーで約5千ドル(50~60万円相当)の被害を食い止めた。

ロマンス詐欺を未然に防ぎ、金城太署長(右端)から感謝状を贈られた松田雅人局長(右から2人目)ら=6月21日、嘉手納署

 事案は7日に同郵便局で発生。喜友名さんが立つ窓口に、約5千ドルを送金しようとする女性客が訪れた。円ではなくドルでの送金が気になったため、送金相手などを聞くアンケートをお願いすると「知らない人への送金」にチェックマークが入った。

 比嘉さんが引き継ぎ、詳細を聞き取ると送金相手は「会ったことはないけど、家族になる予定の人」と判明。ロマンス詐欺を疑い、松田局長が通報した。金城署長は「連携プレーで被害を防いだ」と感謝した。

 松田局長は「研修でもロマンス詐欺は教わる他、日頃から気になるお客さまへの声掛けやアンケートをしている。比嘉さんが座ってゆっくり話せる環境をつくったのも良かった」。比嘉さんは「今後もお客さまの資産を守れるように頑張る」と話し、喜友名さんは「安心して窓口を利用してもらえるよう、お客さまの立場で接客したい」と意気込んだ。