[土肥義則,ITmedia]

 「ゴクゴクゴク、バリバリバリ、ゴクン」――。先日、ビールを飲んだとき、このような音がした。

 「なんだよ、それは。ビールを飲んだときの音といえば、『ゴクゴクゴク、プハァ~、うめえ!』だろっ」と思われたかもしれないが、実際「バリバリバリ」といった音がしたのだ。どういうことか。

 音の正体はアサヒビールが発売した、食べられるコップ「もぐカップ」である。容器として使ったあとはモグモグできる「使い食べ」をコンセプトに発売したところ、初年度の目標1万個に対して、わずか4カ月で2万個も売れているのだ。とはいえ「バリバリバリ、ゴクン」したことがない人も多いと思うので、商品のことを簡単にご説明しよう。

もぐカップが売れている
チョコ味とアイスコーヒーの組み合わせが人気

 もぐカップは、3月10日に登場(オンラインショップのみで発売)。昨年、飲食店やコワーキングスペースで実証実験を行ったところ、食べた人から「家でも使ってみたい」「ギフト向けに購入したい」といった声があったので、一般発売することに。商品ラインアップは、「プレーン」「えびせん」「チョコ」「ナッツ」の4種類。1箱10個入りで販売していて、サイズはS(1150円)、M(1200円)、L(1400円)の3種類を用意した。

チョコ味Sサイズの中はこんな感じ

 それにしても、である。ビールやジュースなどはコップや缶で飲めばいいのに、なぜわざわざ“食べられる容器”を開発したのか。同社で容器担当をしている古原徹(こはら・とおる)さんに聞いたところ、「容器開発の仕事をしていますが、ジレンマを感じていまして。飲料を飲み終わったあとに、容器ってゴミになりますよね。飲み終わったあとでも、社会に貢献できるモノをつくることはできないかと考えていました」とのこと。