普天間第二小学校の前校長の桃原修さん(61)=沖縄県宜野湾市=は7日、大阪府泉佐野市立長南(ちょうなん)中学校の平和学習の一環で3年生約60人にオンラインで講演した。同校の取り組みは2年目。桃原さんは、米軍普天間飛行場所属のCH53E大型輸送ヘリが普天間第二小に窓を落下させた2017年の事故の翌春、同校に赴任。講演では、事故当時の様子を写真や動画で紹介し、米軍基地と隣り合わせの学校で「子どもたちに日常を普通に過ごさせてあげたい」と葛藤した経験を語った。

 第二小では事故後、米軍機が飛ぶたび、子どもたちが運動場から避難しなければならない時期が続いた。桃原さんは「避難する子どもたちを見た時、涙が出てしまってね…」と吐露。基地の隣に学校がある以上、現実を受け入れなければ学校生活を送れないのも事実で「『どうして避難するの』と聞かれた時、『危ないから』とは言えなかった」と胸の内を明かした。...