在沖米海兵隊のCH53Eヘリが渡名喜島沖に落下させた鉄製コンテナは、6月にあった演習の際、陸軍のトリイ通信施設(読谷村)から射爆撃場がある入砂島に運び込まれたことが15日、分かった。海兵隊は取材に、コンクリート施設の建設工事に使用したと明らかにした。

リーフと白い砂浜に囲まれた入砂島。奥に見えるのは渡名喜島=2018年

 施設建設後、不要になったため回収し、トリイ通信施設に向けヘリにつり下げて飛行していたという。コンテナには工具や食料、燃料などが入っていた。

 海兵隊は工事の詳細を明らかにしていないが「構造物の一つは、射爆撃場の運用を観察するための小規模なシェルター」とした。

 6月にあった演習は、第3海兵兵站(へいたん)群や海軍機動建設大隊などによる「遠征前方基地作戦(EABO)」に関する訓練。

 複数の米国機関で調査した結果として、コンテナ落下地点は「射爆撃訓練場運用エリア内」であり、提供施設区域内だったとした。

 コンテナを製造、販売する業者のウェブサイトで、落下した「トリプルコンテナ」は重量約1・2トンとされているが海兵隊は「具体的な重量は持ち合わせていない」とした。

 一方、渡名喜村議会は16日、臨時議会を開き、事故に対する抗議決議案と意見書案を採決する。可決されれば、桃原優村長と村議らが20日にも那覇市内で沖縄防衛局に抗議する予定。