[ひろがる明日SDGs]

使い捨てレンズの空ケースを回収している生徒会のメンバーら=6日、中城中学校

回収可能な使い捨てレンズの空ケース。アルミのふたはきれいに剥がす必要がある(アイシティecoプロジェクトのホームページから)

使い捨てレンズの空ケースを回収している生徒会のメンバーら=6日、中城中学校 回収可能な使い捨てレンズの空ケース。アルミのふたはきれいに剥がす必要がある(アイシティecoプロジェクトのホームページから)

 沖縄県中城村の中城中学校(安田智(さとし)校長)の生徒会は6月上旬から、使い捨てコンタクトレンズの空ケースを校内2カ所で回収している。コンタクトレンズ専門店「コンタクトのアイシティ」を展開するHOYA株式会社アイケアカンパニー(東京都)の呼び掛けで始めた。回収したケースはリサイクル業者に買い取ってもらい、工場で再資源化する。収益は、視力回復のための角膜移植に取り組む日本アイバンク協会に全額寄付する。(中部報道部・平島夏実)

 空ケースはどのメーカーでもすべてポリプロピレンで作られているためリサイクルに適しているが、リサイクル率は全体の1%未満だという。

 中城中では、空き缶やペットボトルでなくコンタクトレンズの空ケースもリサイクルできることに驚いた生徒会顧問の大城盛公(もりひと)教諭が参加を提案した。「自分たちが気付いていなくても、リサイクルできる物がもっと他にたくさんあるんじゃないか。身近なSDGs(持続可能な開発目標)として、考えるきっかけにしてほしい」と思ったという。

 生徒会(與儀拓人会長)の25人は、給食時間に2人1組で各教室を訪問。活動に関するチラシを配り協力を呼び掛けた。3年の深川紬美(つぐみ)さんは、母親が毎日使い捨てレンズを使っていると言い「右目と左目で毎日2ケース。今は捨てずに、ためてくれてます」と話す。

 コンタクトレンズを使っていない3年の根間琉亜(るあ)さんは「ケースのごみは、どこかで人ごとだったかも」。2年の兼城朝実(あさみ)さんと平良恩恵(うね)さんは「通学用のかばんはすぐ破れるから買い替える。どこかで集めてくれないかな」「ビニール傘とかもそう!」と話し合った。

 アイケアカンパニーは2013年から学校や自治体などと回収プロジェクトを進めている。

 同社によると7月12日現在、参加校は全国で596中学校(うち沖縄は中城中を含め4校)と1009高校(うち沖縄は7校)。県内のアイシティ店舗(イーアス沖縄豊崎店)にも回収ボックスがあり、どのメーカーのケースでも受け付けている。