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「那覇で余るワクチンは市町村に配分して」と浦添市長ら 沖縄県の接種会場での使用を疑問視

2021年7月20日 13:24

 沖縄県が設置する3カ所目の新型コロナウイルスワクチン接種会場を巡り、浦添市の松本哲治市長らは19日、県庁で謝花喜一郎副知事と面談し、県内11市のうち那覇、豊見城、糸満を除く8市長連名の要望書を手渡した。那覇市の保有するファイザー製ワクチンを使うことを疑問視し、この間の経緯の説明を求めた。県と那覇市だけで決定し、他市町村に事前の打診がなかったことにも不快感を示した。

3カ所目の県ワクチン接種会場設置を巡り、謝花喜一郎副知事(右端)に経緯などの説明を求める松本哲治浦添市長(右から2人目)ら=19日、県庁

 松本氏は、那覇市が使用していない「余剰分」のワクチンを県の接種センターで使用することに関し「融通可能なファイザー製ワクチンがあるなら、必要としている市町村へ再配分すべきだ」と主張した。

 既に那覇市内には広域接種会場が設置されているとし「本島中北部や南部の住民の利便性を考慮した場所を選ぶべきだ」とし、場所の選定に疑問を呈した。

 謝花副知事は、3カ所目の接種会場設置を決定した直後の6月23日、河野太郎行政改革担当相が自治体の大規模会場で使用しているモデルナ製ワクチンの申請受け付けを停止したと説明。会場は県が設置した上で、市町村が接種主体となればファイザー製ワクチンが使えることから、那覇市と協議して決めたと経緯を述べた。

 那覇市は人口や事業所などが多いとし「那覇市内で勤務するエッセンシャルワーカーを中心に接種すれば、県全体のワクチン接種率向上につながる」と設置場所への理解も求めた。他市町村への事前相談がなかったことには「十分説明できなかったことはおわびする」と陳謝した。

 要請には中山義隆石垣市長、中村正人うるま市長も同席した。當銘真栄糸満市長は要請に賛同する考えを本紙取材に示し、山川仁豊見城市長は「事前の打ち合わせが不十分だった」として賛否を示さなかった。

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