【解説】日本語学校の留学生の不法就労が常態化し、入管難民法の就業制限が有名無実化している背景には、責任の所在が不明瞭な「空白」が横たわっている。現行のまま単に摘発を強化し、規制順守を厳格化させても「トカゲのしっぽ切り」でしかなく、困窮する留学生が世にあふれることになる。