[32軍壕 保存・公開へ]

 旧日本軍第32軍司令部壕(沖縄県那覇市)の保存・公開を考える沖縄県の検討委員会(委員長・玉城辰彦弁護士)第3回会合が20日、那覇市内で開かれ、壕周辺の地形や壕内部の形状などを把握するため、地質などの基礎調査を9月から11月まで実施する案が示された。その後、ボーリング調査や電気探査などの詳細調査をし、公開や保存の在り方を検討する方針だ。

 検討委で調査のスケジュールや具体的な内容が示されるのは初めて。建設コンサルタント大手の日本工営が明らかにした。今調査の対象範囲は、首里城や第32軍司令部壕を中心とする約1キロ四方。日本工営の担当者は「1キロ四方に明確な根拠はないが、周辺の地下水や湧水の状況を知る必要もあり、できるだけ広範囲に設定した」と説明した。

 基礎調査では、まず壕周辺の地形や地質、地下水などの基礎情報を把握し、ドローンなどを使用して地形データを取得。坑道内をレーザースキャナーで測量し、発掘済みの壕内の状況をつかむ。結果は来年2月をめどに取りまとめる。...