沖縄県内最大の木質バイオマス発電所「中城バイオマス発電所」(うるま市勝連)が20日午後5時、営業運転を開始した。同発電所の年間発電量は35万メガワット時で、一般家庭11万世帯分の年間消費電力に相当。年間27万トンの二酸化炭素(CO2)削減効果を見込む。

営業運転を開始した中城バイオマス発電所=20日、うるま市

中城バイオマス発電所を視察する関係者

営業運転を開始した中城バイオマス発電所=20日、うるま市 中城バイオマス発電所を視察する関係者

 発電所は、新電力大手のイーレックスや沖縄ガスなど県内外の企業が出資する「沖縄うるまニューエナジー」が運営。イーレックスと沖縄ガスが設立した電力小売りの「沖縄ガスニューパワー」が販売を手掛ける。県内新電力が自前で大型電源を持つ格好となり、電力供給競争が一層活発化しそうだ。

 現時点で全国の新電力シェアが20%であるのに対し、沖縄は8%台にとどまる。イーレックスの本名均社長は本紙に「沖縄における本格的な自由化の第一歩になると確信している」と語っている。

 発電所ではパームヤシ殻などを燃料に使用。植物はCO2を光合成で吸収するため、燃やしてもCO2排出量はゼロと見なされる。県によると再生可能エネルギーの電源比率は2019年度時点で約7・5%だが、同発電所の稼働で約11・7%まで上昇すると推計している。