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 米軍普天間飛行場のCH53E大型輸送ヘリが渡名喜村沖に鉄製コンテナを落下させた事故で、米軍は落下地点を出砂島射爆撃場の訓練水域内と説明しているが、正確な位置は明らかにしていない。渡名喜島の間近で目撃されており、境目付近だった可能性がある。同水域の東側は、渡名喜漁港に迫る形で設定されており、定期船も航行する区域。漁場も広がっており、同水域の危険性が浮かび上がる。(政経部・大城大輔)

 「訓練区域外での事故じゃないかということも懸念している」

 21日、沖縄防衛局の小野功雄局長らに抗議した謝花喜一郎副知事は、こう不安視した。

 訓練水域は、出砂島射爆撃場となっている無人島の入砂島(出砂島)を囲む形で、面積は約43平方キロメートル。渡名喜島と入砂島の距離は約4キロあるが、訓練水域の東側は渡名喜漁港から1キロほどの沖防波堤付近まで達する。月~土曜日の午前6時~午後11時まで米軍が訓練水域を使用する。

 1981年に、訓練水域が渡名喜島への船舶の航路にかかるため、渡名喜村などが同航路を水域から外すよう要請。日米合同委員会合意で、定期旅客船の一部航行が認められた経緯がある。

 2015年に台風で第2沖防波堤が一部破損。冬場は高波により工事ができず作業が遅れた上、米軍の訓練との調整も必要となるなど復旧に3年かかった。

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 コンテナを製造、販売する業者のウェブサイトによれば、落下した「トリプルコンテナ」は重量約1・2トンある。...