フォーモストブルーシール(浦添市)が県内外への出店を加速している。昨年から今月にかけフランチャイズ(FC)を含めた出店数は過去最多の12店舗。そのうち8店舗は東京や埼玉など県外で、5月に開店した神戸市内の店舗は全店舗平均の2倍を売り上げているという。山本隆二社長は、新型コロナウイルス感染防止のため外出を控える傾向を逆手に「今後はお客さんの手元に自らアイスを届けるつもりで店舗販売を進め、ブルーシールの良さを伝えたい」と意気込む。(政経部・又吉朝香)

 長引く新型コロナの影響でインバウンドや観光客向けの販売は激減し、20年の売り上げは前年比25%減の打撃だった。「巣ごもり需要」で量販店やオンラインショップの売り上げは伸びたものの、店舗販売は落ち込んだ。

 創業73年、ブルーシールの名は県民に定着し、観光以外の日常的なアイス需要にも応える必要があると考えた山本社長。売り上げ増へ、県内外に積極展開することにした。

 アメリカンビレッジのような観光地だけでなく、大型商業施設内など従来店舗の少なかった生活圏にも出店を進めた。県外では、コロナ禍で増える持ち帰り需要に対応し手間もかからないアイス販売へシフトしたいとFC契約を結んだ飲食店経営者の存在も後押しとなった。

 今年5月にオープンした、神戸市の須磨海浜公園店は開店初日から長蛇の列ができたという。...