大型で強い台風6号は23日午前7時現在、宮古島の南約90キロにあり、ゆっくりした速さで北北西へ進んでいる。今後発達しながら北西に進み、24日にかけて非常に強い勢力で先島諸島に接近する見込み。沖縄気象台は台風6号が、石垣市で最大瞬間風速71メートルを記録した2015年8月の台風15号に匹敵する暴風をもたらすと予測。先島諸島に特別警報を発表する可能性も指摘しており、最大限の警戒を呼び掛けている。

台風6号進路図

台風6号の予想接近時間

台風6号進路図 台風6号の予想接近時間

 6号の中心気圧は955ヘクトパスカル、最大風速40メートル、最大瞬間風速60メートルで、中心から半径130キロ以内では風速25メートル以上の暴風。高い海水温の影響でさらに勢力を強めている。

 22日午後4時44分には宮古島市で最大瞬間風速31メートルを観測した。同市では風にあおられ80代男性が転倒し、けがを負った。

 先島諸島では非常に強い風が吹いており、24日まで暴風が続く見通し。今後はかなり接近し、猛烈な風の影響で家屋が倒壊する恐れがある。23日に予想される先島諸島の最大風速は45メートル、最大瞬間風速は65メートル。

 22日には渡名喜村で午後2時15分までの1時間に43ミリ、那覇市では午後1時57分までに38・5ミリの大雨を観測した。

 先島諸島では23日にかけて多い所で1時間に70ミリ、沖縄本島地方では60ミリの非常に激しい雨が降る見通し。

 22日午後10時現在、宮古島市や石垣市で2340戸が停電している。

 気象台は6号の速度が上がるのは太平洋高気圧の南への張り出しが弱くなる24日以降と予想している。

 気象台が比較に挙げた15年の台風15号では、石垣市で暴風によって民家が倒壊したり車が吹き飛ばされたりしたほか、高波によって船が水没するなど、大きな被害が出た。

 石垣市では一時全世帯の8割に当たる約1万9100世帯が停電。県内全域でも一時、2万2600世帯が停電した。避難者数は石垣市や那覇市など22市町村で最大159人に上り、県内各地で複数の重軽傷者が出た。