医学の進歩は、人類の幸福に寄与すると信じられてきた。しかし、遺伝子治療や生殖補助技術は新たな混迷をもたらしつつある。ダウン症の娘をもつ著者は、出生前の遺伝子検査や精子バンクの普及からほの見える優生思想を危惧する。