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「最高だ」「よくやった」 銀メダルに輝いた渡名喜風南の家族、沖縄からテレビで見守る

2021年7月24日 19:57

 オリンピック柔道女子48キロ級で銀メダルを獲得した渡名喜風南選手の祖父、庸善さん(83)は沖縄県南風原町の自宅で親族と試合をテレビで見守り「じいちゃんにとっては世界と戦って表彰台に上れることが最高」と話し、金メダルに届かず悔し涙を流す孫の姿を優しく見つめた。

渡名喜風南が銀メダルを獲得し、拍手でたたえる祖父の庸善さん(左から2人目)と親族=24日午後7時7分、南風原町大名・渡名喜庸善さん宅


 渡名喜選手の両親は南風原町出身で、本人は神奈川県で生まれ育った。小学生のころは夏休みになると帰省し、庸善さんの家にいとこが集まるのが恒例だった。
「よちよち歩きの時から私の手も借りず自分で道を歩いたり階段をのぼったり。とても元気な子だった」と庸善さん。いとこの庸太さん(24)は「親戚が集まり風南と相撲をしてみてと言われたけど、負ける気がして挑戦しなかった」と笑う。
 ここ数年は会う機会が少ないが、家の壁中に世界大会で活躍する新聞記事や大会メダルを手にした写真が貼られる。机の上にラミネートされた分の写真は「知り合いに配って自慢する用」だ。
 「私もマラソンをしていたが大会と言ったら想像するのは町大会くらい。東京のオリンピックなんて最高の舞台ですよ」と楽しみにしていた五輪本番。2年前からこの日のために準備したという55インチの大型テレビの前に親族が集合した。
 庸善さんは試合の動きがあるたびに拳を握り、危うい時には身を引き、チャンスには前のめりになって画面の孫の勝利を願った。
 準決勝で最大のライバル、ダリア・ビロディッド選手に粘り勝ったが、決勝では惜しくも敗れた。それでも祖父の口から出るのは「最高だった」「よくやった」といくつものねぎらいの言葉。同時に、「本人が決めることだけど、できたら4年後もがんばってほしいね」と大きな期待も寄せた。

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