[ひろがる明日SDGs]

 沖縄県うるま市名護市で、国連が定めるSDGs(持続可能な開発目標)を意識した海岸沿いの清掃作業があり、参加した小学生や障がい者就労支援団体のメンバーが、身近な自然環境の美化に取り組んだ。

■自然に感謝し住民ら汗 うるま市

ごみ拾いする参加者ら=16日、うるま市・平安座島

 「4島ピカピカクリーン大作戦」を展開している、うるま市立彩橋小中学校(新垣邦彦校長)小学6年の全児童17人は16日、平安座区の海岸でごみを拾った。児童の呼び掛けに応じた80人以上の地域住民らが参加し、地域をきれいにしようと約100人が汗を流した。

 6年生は、SDGs(持続可能な開発目標)が掲げる「海の豊かさを守ろう」をテーマに、総合学習の時間を通して「4島(平安座、浜比嘉、宮城、伊計)ピカピカクリーン大作戦」を展開している。

 今回の活動前に、参加を求める手作りポスターを地域に配布するなど周知してきた。多くの参加者を見て「ポスターを作ったかいがあった」と喜んだ。

 子どもたちがごみの分別方法や作業手順などについて説明した後、平安座駐在所前の海中道路付近の海岸で、大人も子どもも一緒になってごみを拾った。

 沖縄銀行与勝支店の國吉真仁支店長は「地域の取り組みには喜んで参加する。子どもたちは頼もしい」と汗を拭った。

 同僚ら12人と参加した市消防本部警備係長の玉城幸雄さんは「子どもたちの取り組みはすごい。地域のごみをなくしていきたいですね」と感心しきり。

 近隣の業者5社で参加したロカヒマリンクラブの小林哲也さんは「6年生の取り組みに感銘を受けた。マリン業者も同じ思いで同業者に呼び掛けた」と話し、軽トラック5台分のごみを運んだ。

 ポスターを配った6年の山城結利亜さん(11)は「多くの参加者にびっくりした。うれしい」と笑顔を見せた。6年担任の佐久間飛人教諭は「うれしいの一言です。子どもたちの発想に感動している」と喜んだ。(与古田徳造通信員)

■力を合わせ20袋分ごみ回収 名護市

ビーチクリーンの参加者と回収したごみ=3日、名護市呉我

 ウェブ制作などを手掛けるローゼンブリッジ(名護市、西尾友宏代表)と、障がい者就労支援のアトリエみらい(同市、東邦治代表理事)は3日、呉我の海岸でビーチクリーンイベントを開き、約20人が参加した。国連の「持続可能な開発目標(SDGs)」をテーマにした企画。力を合わせてペットボトルなど約20袋分のごみを回収した。

 清掃の合間には、就労支援事業所の利用者が栽培した無農薬野菜などを使ったスムージー(シャーベット状の飲み物)や、弁当が提供された。参加費の一部は、事業所利用者の賃金になるという。

 西尾代表は「少しずつ活動を広げていき、海のごみ問題などの解決につなげたい」と話した。東代表理事は「青空の下でごみ拾いをして、皆さんに元気になってもらいたい」と話した。

 参加した逸見愛美さん(25)=同市=は「自然への感謝を込めてごみを拾った。身の回りの環境を少しずつ良くしていきたい」と話した。