私の幼児期の記憶は沖縄戦が始まる直前で、陰があり、空腹で、常におびえた雰囲気から始まっている。これらの感情は否定的なもので決して健全だとは言えない。  しかし、終戦後は天真爛漫(らんまん)な児童期を過ごすことができた。自然豊かな故郷・名護で生まれ育ったことに心の底から感謝している。