7月11日の那覇市議選を終え、政局は来年の市長選に向け熱を帯び始めた。那覇市長選は知事選とほぼ同時期に実施される事実上の「セット選挙」。市長候補の人選や支援枠組みの構築は知事選にも大きな影響を与える。城間幹子市長は3期目立候補に関しては態度を明らかにしていない。一方、オール沖縄体制発祥の地で議席を6から10に伸ばした自民党は市政、県政奪還に向け勢いをつける。少数与党で厳しい市政運営を迫られる城間氏の動向、オール沖縄打倒を狙う自民、保守勢力の人選の動きが焦点となる。(政経部・大野亨恭、山城響、社会部那覇市担当・勝浦大輔)

 2014年市長選は、知事選に立候補した故翁長雄志那覇市長の任期途中の辞職に伴い初めて知事選と同日に実施された。18年は翁長知事の死去に伴い前倒しで実施された知事選の3週間後に投開票された。

 城間氏はいずれもオール沖縄の支援を受け14年は翁長氏、18年は玉城デニー氏と連携した戦いで勝利を収めた。城間氏は市議選投開票翌日の12日、次期市長選への態度を問われ記者団に「誰にもまだ相談していない。熟慮する」と述べるにとどめた。

 城間氏が立候補する場合、これまで同様、オール沖縄の支援を受けるとの見方が多勢だ。

 ただ、「地殻変動」も見える。4年前は塩漬けだった那覇港湾施設(那覇軍港)の浦添移設は軍港を北側に配置する計画で県と国が事実上一致し、動き始めた。...