沖縄県議会(赤嶺昇議長)は26日の臨時会で、コザ高校で運動部主将が顧問から日常的に叱責(しっせき)され自殺した問題に対する決議案と、渡名喜島沖で発生した米軍ヘリのコンテナ落下事故への抗議決議案、意見書案を、それぞれ全会一致で可決した。

決議案や抗議決議案などを全会一致で可決した沖縄県議会の臨時会=26日、県議会

 自殺問題に対する決議案では、県教委の第三者チームの調査が生徒と教職員数人の聞き取りにとどまっているとして「調査期間の短さや調査に疑問が残るなど遺族らが納得できる内容となっていない」と指摘。玉城デニー知事と金城弘昌県教育長に、①県教委から独立した第三者委員会の設置と再調査②調査を踏まえて再発防止の対策を講じる③子どもの権利を守るための相談調査窓口として、公的な第三者機関の設置―を求めた。

 渡名喜島沖のコンテナ落下事故の抗議決議案、意見書案では、「県民に大きな衝撃と不安を与えている」と強調。つり下げ輸送は「一歩間違えば県民の生命や財産にかかわる重大な事故につながりかねない極めて危険な行為だ」と指摘した。

 その上で、米軍や日本政府に対し①事故原因を徹底究明し速やかに県民へ明らかにすること②事故発生時の厳格な連絡体制の運用③ヘリによるつり下げ輸送や訓練の中止④軍用機の整備・保守点検体制の見直しと公表⑤訓練空域・水域の見直しを含めた日米地位協定の抜本的改定―などを求めている。