約3年3カ月ぶりに運航を再開した第一航空の那覇-粟国路線。島民に欠かせない移動の足は週3日、1日1往復のチャーター便による仕切り直しになった。今後、定期運航へ移行するには国の認可が必要な上、見込まれる赤字の抑制といったハードルを越える必要がある。(政経部・下地由実子)

 「粟国路線だけで黒字は厳しい」。県交通政策課の担当者は「赤字が膨らみがち」な離島路線の運航の難しさを認める。休止前、定期運航していた粟国路線の赤字額は毎年度平均で約7千万~8千万円に上った。2015年の事故直前の14年度は1億3千万円に膨らんだ。赤字は国3、県2、村1の割合で負担していた。

 ただ、チャーター便は補助金の対象ではない。同社は安定した運航に向けて定期便就航を目指している。

 定期便には国の認可が要るほか、パイロット確保や現地事務所の設置といった条件を整える必要がある。さらに、国へ補助を申請するには、国や県、離島の市町村らでつくる協議会に、同社が事業計画を出し、認められないといけない。同社は今後、並行して石垣-波照間、石垣-多良間の2路線も運航したい考えだ。

 事故後、18年に再開した運航が3カ月で運休した理由は、...