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小山田圭吾炎上騒動に学ぶ、企業担当者が「ブラック著名人」とのコラボを避ける方法

2021年8月1日 07:00

[窪田順生,ITmedia]

 3日後に控えている東京オリパラ競技大会の開会式で楽曲を担当した小山田圭吾氏が、このタイミングで辞任に追い込まれた。

 過去に雑誌のインタビューで、障害者いじめを「武勇伝」として語っていたことが蒸し返され、ご本人も謝罪文を発表して組織委員会も「問題なし」と留任していたが、今回の炎上まで小山田氏が反省や償いの姿勢を見せていなかったことなどを問題視する声が相次いだのだ。

 また、障害者団体が声明を出し、海外メディアでも大きく報じられ始めたことも大きかった。数十年前のセクハラやパワハラを告発された、ハリウッドスターや大物プロデューサーが謝罪に追い込まれているように、海外では人権問題に「時効」はない。お隣の韓国でさえ、人気俳優が学生時代のイジメを告発され、ドラマを降板させられている。

『Quick Japan 第3号』掲載の小山田圭吾氏記事について(出典:太田出版)

 「イジメくらいでいつまで叩くのはどうかと思う!」「これくらいのヤンチャは誰でも経験がある、再チャレンジの機会を!」なんて擁護(ようご)の声もあがったが、これは世界的にはかなり「異常」だ。森氏の女性蔑視発言問題、タレント渡辺直美さんの容姿蔑視発言問題などに続いて、日本の「人権軽視カルチャー」を世界に発信することになっている。

 TOPスポンサーであるトヨタ自動車がテレビCMの見送りを決定するほど、五輪のイメージは悪化しているが、小山田氏の炎上はそれにトドメを刺した形となったのだ。

 一方、そんな五輪直前の大炎上を前に、「とても他人事とは思えない」と身震いしている方もいるはずだ。芸能人を広告に起用したり、アーティストなどとコラボ企画を立案したりする企業の担当者である。

 今回の小山田氏のように、その世界では第一線で活躍して、仕事ぶりも高く評価されているが、過去にさかのぼってみれば、常識に照らし合わせるととんでもない不祥事を起こしていたり、社会通念上看過できないような不謹慎な言動をしていたりという「黒歴史」のある芸能人やアーティスト、つまり「ブラック著名人」は少なくない。

 そんなヤバい相手と気付かないうちに、自社の広告キャラクターやコラボ相手として起用してしまわないか、と不安は抱える担当者はかなりいるのだ。

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