夜が明けない薄暗がりを1人で歩く女性を背後から襲い、強制性交等未遂容疑で逮捕された米軍属の容疑者の男(25)。被害女性の衣類に付着したDNAの一致、周辺防犯カメラの映像などが逮捕の決め手となった。幸い女性にけがはなかったものの、人けのない夜間の住宅街を徘徊(はいかい)するなど「無差別に女性を物色していた可能性」(沖縄県警関係者)があり、悪質性は際立つ。

(資料写真)パトカー

 「男に背後から抱きつかれ、押し倒された」。被害に遭った女性はすぐさま110番通報し、駆け付けた警察官に事情を説明した。大きな声で助けを求め、所持品を振り回すなどして激しく抵抗したという。現場は閑静な住宅街で目撃者はいなかったが、付近住民が叫び声を聞いていた。

 県警は女性が身に着けていた衣類を回収し、付着物を鑑定。逃走する容疑者が写り込んだ防犯カメラを解析し、1人の男に絞り込んだ。捜査関係者によると、女性の状況説明と容疑者の初期供述が一致したことも裏付けの一つとなった。

 捜査1課によると、容疑者の男は米軍基地内の飲食店従業員。特定の基地には属さないという。周辺地域で同じような被害事案は確認されていない。

 県警関係者は「人目につきにくい夜間の住宅街を歩き回る不審な様子がはっきりカメラに写っている。犯行態様からしても悪質だ」と断じる。

 県警は詳しい犯行動機や計画性の有無を、取り調べで明らかにしていく方針だ。