【東京】河野太郎沖縄担当相は30日の記者会見で、沖縄総合事務局の吉住啓作局長が、新型コロナウイルス緊急事態宣言やまん延防止等重点措置の期間中、県内離島に出張するなどしていた問題で「不適切なところが否めないと判断し、厳重注意した」と明らかにした。吉住局長と16日にオンラインで面会し、口頭と文書で伝えた。

沖縄総合事務局の吉住啓作局長

 河野氏は、吉住局長が観光ポータルサイト製作を出張の目的としていた点に触れ「緊急事態中に必要な出張か、サイト開設も手段として良いのか、入念に検討が行われたと言いづらい」と指摘。「十分でないまま、さまざまな費用も発生した」と説明した。

 吉住局長は30日、本紙の取材に「大臣の注意を真摯(しんし)に受け止め今後適切に対応していく」と述べた。本紙が一連の問題について報じた今月上旬以降、サイトに関係する出張を取りやめている。今後のサイト運営は再検討する方針も示した。

 吉住局長は在任2年間で県内4千カ所以上の観光スポットを回ってきた。市町村には解説文の作成や校正、写真の追加撮影も求め、通常業務を圧迫しているとの訴えが相次いでいた。