【平安名純代・米国特約記者】有害物質PFASが含まれる泡消火剤の危険性を把握しながら米軍が使用を継続してきた背景には、巨大組織である米国防総省内の硬直化があった。

 国防総省の監察官がまとめた報告書は、同省がPFASによる汚染の危険性を知りつつ、対策を怠っていたことを認めたもの。

 60人の下院議員から成る「米議会PFASタスクフォース」メンバーのラシダ・タリーブ議員は本紙の取材に「警告は出せるが、指示は出さない。厄介な官僚制度が邪魔をした」と、同省内の連携を欠いた煩雑な内部手続きを批判した。...