沖縄県豊見城市が、新型コロナウイルスの影響で売り上げの落ち込んだ飲食店を支援する「キッズランチ応援食堂」が2日、始まった。5店舗が、夏休み中の子どもたちにハンバーグ弁当などを無償で提供した。期間は2~24日の月~金曜日の17日間。

キッズランチ応援食堂に参加する「B―TIME」の金城美香さん(左)と妹の宜保利奈さん=沖縄県豊見城市


 市金良の喫茶店「B―TIME」は、市平良の豊見城団地集会所前で、予定より11食多い41食を配った。店は金城美香さん(49)と宜保利奈さん(47)の姉妹で昨年オープン。2人ともシングルマザーで小学生から高校生の子どもを育てる。
 夏休みの昼食が親たちの負担になるほか、食事をとれない子どもたちがいることを肌身で感じてきた。この日は、ハンバーグ、チキン南蛮、から揚げの3種類を用意。いつもより1時間早い午前3時から仕込みを始めた。
 美香さんは弁当を受け取る子どもたちの笑顔に「大変だけど、楽しい。苦手な野菜を食べられるようにポテトサラダにするなど工夫している。子どもたちの力になれるよう頑張りたい」と話した。
 山川仁市長は参加店舗を回り、協力に感謝した。弁当の受け取り場所は、市根差部432「とよの屋」、市高嶺393の1「梅梅。」、市豊見城1142パークヒルズ102「ちゅら弁当」、豊見城団地集会所前「B―TIME」、市上田83の4「おべんとう屋宜保商店」。
 豊見城市は、弁当を無償で提供する店に、準備金10万円と1食400円の弁当代を支払う。保健所の営業許可を受ける飲食店が対象で、50店の参加を想定し、参加店舗を募集している。
 問い合わせは、豊見城市キッズランチ応援事業事務局、電話098(851)3546、ファクス098(850)8855、メールtomiouen@gmail.com
 市によると、新型コロナに伴う経済対策で、子どもへの弁当に支援するのは県内で初めて。国の地方創生臨時交付金から約1600万円を充てる。