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米軍、パラシュート降下訓練の通知ミス 予告の前日に実施

2017年1月14日 08:58

 【うるま】米軍は12日、沖縄県うるま市の津堅島訓練場水域で、通知した日付の1日前にパラシュート降下訓練を実施した。米軍は13、14日に訓練すると沖縄防衛局を通じ、うるま市や県に通知していたが、「12日実施」の連絡はなく、7日前までに通知する日米両政府の取り決めに違反した。現場付近は漁業者や定期船が航行する水域。うるま市は訓練そのものに加え、誤った事前通知に反発。「一歩間違えると大惨事につながりかねない。安全確保や人権を無視した行為」と沖縄防衛局に抗議した。

津堅島訓練区域

 目撃者らによると、米軍嘉手納基地所属のMC130特殊作戦機から、複数の米兵がパラシュートで海に降下した。

 県はパラシュート訓練はSACO最終報告に従って伊江島補助飛行場で実施するよう求めており、津堅島沖での通告なし訓練に強く反発している。

 沖縄防衛局によると米軍は当初から12日に実施する予定だったが、誤って13、14日に実施すると通告したという。米軍は13日午後、沖縄防衛局を通して県に「内部での事務手続きの不備があった」と事前通知に誤りがあったと釈明した。

 島袋俊夫うるま市長は米軍が正しい通知をしなかったことを「ずさん」と切り捨て、「米軍と沖縄防衛局の連絡体制に不信感を持たざるを得ない」と厳しく批判した。

 うるま市によると津堅島訓練場水域でのパラシュート訓練はSACO合意以降、確認できているだけで8回目。このうち正しい通知がなかったのが少なくとも3回で、訓練はまったく通知がなかった2015年8月以来となる。

 沖縄防衛局はうるま市と沖縄市、県に謝罪。防衛局の中嶋浩一郎局長は海兵隊太平洋基地ホアキン・マラベット司令官と在沖米軍第18航空団のバリー・コーニッシュ司令官へ抗議し、再発防止を申し入れた。

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