[法務・税務の専門家がもめない相続教えます](10)

 生前対策のひとつとして関心が高まっている「死後事務委任契約」。文字通り、亡くなった後の事務手続きに関して、第三者との間で契約を結ぶことだ。

 なぜ、その契約が必要なのか。実は、死亡後の事務手続きは思いのほか多く、多岐にわたる。そのため、子供がいなかったり、配偶者がいない単身者や、親族との交流がないとか、子供がいても「迷惑をかけたくないから」という方が相談に訪れる。沖縄では、子供が県外に住んでいるケースも多く、緊急事態に備えて契約を結ぶ方もいる。

 このように多くの手続きを、第三者が代理で行うことができるよう契約を結んでおくのが「死後事務委任」だ。第三者といっても、...