[ティンクティンクのコラムユイヤサ!](17)波名城夏妃

 宮古島の民謡を歌っていると、島の思い出がよみがえります。太陽の光、透き通るラムネ色の青い海、島に吹き渡る風…。そして歌が大好きだった祖母のこと。

 幼い頃から、週末になると祖父母に会うため、母と共に平良から遠く離れた下地へ通っていました。

 祖父母の家に着くと、母が「かぁちゃーん!」と家の前で呼び掛けます。すると「祖母が「はーい」と返事をします。そして次に私が「おばー!」と呼びかけると「はーーーい!」と、母への返事と打って変わり、元気いっぱいの祖母の声が聞こえてきます。これが毎週の恒例でした。

 「娘と孫への反応の差よ」と笑う母。祖母は目と足が不自由だったけれど、おしゃべりで...